衛生士ブログ

レントゲンについて

 

歯周病は歯を支えている骨が歯周病菌により溶けてくる病気です(詳しくは前回までの内容をご覧ください)。レントゲン写真を見ることによって骨の減っている量や場所などを詳細に確認することができます。今回はそのレントゲン写真についてお話していきたいと思います。


パノラマエックス線写真 

 縦10㎝×横30㎝くらいの長方形のレントゲンです。上あご、下あごの全ての部位を展開像として見ることができます。全部の歯とそれを支えている骨の状態を一度に診ることができます。



デンタルエックス線写真 

縦2㎝×横3㎝くらいの小さなレントゲンです。非常に鮮明なもので、歯周病による骨の吸収だけでなく、ほんの小さな虫歯や歯石、根の病巣などを判別することができます。

 

根の病巣

(視診)


(病変がある状態)



(正常な歯の状態)

視診(見ため)で根の先まで見ることができず病変があるとはわかりません。しかしエックス線写真を見てみると黒く映っている部分(点枠内)に病変があることがわかります。


虫歯



エツクス線で見てみると歯の根っこに大きな虫歯があるのがわかります。

このようにエツクス線写真はたくさんの情報量があります。ただし、何でも見えるわけではありません。
歯やその周囲の組織という立体を平面のフィルムに白黒のグラデーションで映しているだけなので、立体のすべてを見ることはできません。場所によっては見えるものと見えないものが出て来てしまいます。

そこで当院では必要に応じて歯科専用のCT撮影を行っております。今までのパノラマエックス線写真やデンタルエックス線写真とは違い、CT画像は立体的に画像を映しだし診ることが可能です。その為、より正確な診断を行うことができるのです。


歯科CT画像


 歯科のレントゲンの安全性について

一般的に歯科で撮影しているレントゲンの撮影時に受ける放射線は極めて低く、胸のレントゲンを撮影したときの1/13と報告されています。

レントゲンを撮ることによって自覚症状のない歯周病や虫歯を発見できたり、原因が特定できたりと診察する上で重要な材料となっていきます。前回お話しした歯周基本検査を行う際にもレントゲンを見ながら行うことで、より詳しく、正確な状態を把握することができます。



 


歯科衛生士 島嵜薫