衛生士ブログ

フッ素について

フッ素は自然界にも存在し、わかめ、海苔、魚介類、小魚、お茶などに多く含まれる歯を丈夫にする栄養素です。私たちは、毎日食べ物や飲み物からフッ素を身体にとり入れています。しかし、1日に必要なフッ素は、成人では1日あたり3~4mg(0,005mg/kg)とされています。毎日の食べ物や飲み物からとる量では、虫歯を予防するのに必要な量が不足しがちです。そこで、何らかの形でフッ素を補う必要があるのです。
では、どのようなフッ素の応用方法があるかと申しますと
・フッ素配合歯磨き粉
・フッ素洗口
・フッ素塗布
・フッ素ジェル
・フッ素スプレー
・フッ化物配合予防塡塞(シーラント)材
・水道水のフッ素添加
があります。詳しく説明しましょう。

●フッ素配合歯磨き粉
市販のフッ素入り歯磨き粉の使用で虫歯予防率は20~30%位です。
当医院でのお勧めブラッシング法
 ・1回法・・・歯磨き粉1,5g(小児は0,5g)ほど歯ブラシの毛先につける。
        3分間、歯を磨く。途中で吐き出さない。
        コップに水を10ccほど含み、ぶくぶくと口の隅々にいきわたる
        ようにリンスする。
        吐き出した後、最低2時間は飲食を控える。
 ・2回法・・・歯磨き粉を使用せずにブラッシングをし、うがいは水の量・回数
        は好みで行なう。その後は、1回法と同様

●フッ素洗口
虫歯予防率は20~50%の効果があります。フッ素洗口剤を水でうすめ洗口液を作り、ぶくぶくうがいをし吐き出します。フッ素洗口剤は
        ・歯科医院でフッ素の説明を受けた上で、歯科医院で購入する。
        ・歯科医院でフッ素の説明を受けた上で、薬局で購入する。
のどちらかしかありません。詳しくは歯科医院聞いてください。

●フッ素塗布
虫歯予防効果は20~40%の効果があります。歯科医院で歯に高濃度のフッ素を塗布する方法する方法です。年に3~4回塗布をおこなう必要があります。

●フッ素ジェル
虫歯予防効果は10~30%程度の効果です。フッ素ジェルには色々な味があり歯磨き嫌いの子供に興味を持たせ、家庭でできるフッ素塗布です。

●フッ素スプレー
虫歯予防は10~30%程度です。ぶくぶくうがいのできない乳幼児に有効です。

●フッ化物配合予防塡塞(シーラント)材
虫歯になりやすい奥歯の溝をあらかじめ埋めてしまい、予防するのがシーラントです。最近では、フッ化物ポリマーが開発されフッ素除放性のシーラントを推奨します。歯科医院でおこないます。

●水道水のフッ素を添加
虫歯予防は50~70%と高く効果的・経済的で簡単に摂取できるが日本ではまだ実施されておりません。世界30カ国以上でおこなわれています。近い将来の実施に向けて検討がすすめられています。

今回はフッ素について詳しく説明しました。次回はキシリトールについて説明します。
歯科衛生士
入江 悦子